自分史 書き方

自分史の書き方

自分史の書き方は、決して難しくありません。文章が苦手な方でも、順を追うことで、悩むことなく自分史を書くことができます。では、自分史を作成するには、どんな作業をすれば良いのでしょうか。書き方のおおまかな流れとしては、次の通りです。
  1. テーマの決定
  2. 資料・データの整理
  3. 目次づくり
  4. 各章の主題の決定
  5. 執筆
自分史の作成でもっとも力を入れたい部分は、(1)のテーマの決定です。テーマとは、あなたが自分史を通して伝えたいメッセージのようなものです。

奥さま、旦那さまへの感謝の気持ちや、会社経営における自身の哲学、戦争体験など、自分史のテーマはさまざまで、正解はありません。いきなり書きはじめると、書き出しをどうすればいいか悩むことになりますので、まずは、あなただけのメッセージを一言で書き出してみてください。

自分史の書き方の例

自分史を書くにあたっては、普段から気になっていること、家族によく話していること、これまでだれにも話していないこと、これまでの人生で、もっとも感動したこと・もっとも苦労したことなどを、あらかじめ箇条書きにしておくのも方法です。

これは、自分史の幹となる部分をつくる作業ですが、ふかく悩む必要はありません。小さなことでも構いませんので、思いつくままに10〜20個ほど書き出していきます。そして、ある程度、出揃ったところで、優先順位をつけていきます。

もちろん優劣をつけがたいものもあることでしょう。その場合には、無理に順位をつけず、1つのまとまりにしておきます。この作業で、もっとも優先順位の高かったものが、これから書く自分史のテーマにもなりえます。優先順位の高いものが、2つや3つあったとしても構いません。

また、自分史を書く前に、これまでの年表を用意しておくと便利です。年表は、(1)年次(2)その年に起きたこと(3)メモの、3つの欄を用意して、ここに思い出せるかぎりのことを書き出してみます。

年表を用意することで、自分の人生を俯瞰できるようになります。生まれた年、学校に入学した年、就職や転職、結婚、などを思いつくままに記していきます。そのときどきで親しかった友人や知人などの名前を(3)メモ欄にあわせて書いておくとよいです。

文章については、書いていけば、うまく書けるようになります。注意したいのは、なるべく簡単な言葉で書くことです。難しい言葉や難しい漢字はできるだけ使わず、小学生でもわかるように書くのがポイントです。知識をひけらかすような難しい文章は、だれも読んでくれません。難しいことを簡単に書く気持ちが大切なのです。まずは、好きな作家の文体をまねてみるのもよいでしょう。

>>>自分史を書くための戦後史年表

無料メール講座『人に読まれる自分史の書き方』

自分史の執筆を志す方のための無料メール講座です。自分史の例や書き方、自分史年表の作成法をお伝えしています。
無料のメール講座なので、自分史について、じっくり学ぶことができます。

無料メール講座『人に読まれる自分史の書き方』

メールアドレス(必須)
お名前(必須)